2022.10.26 タイトロニクス開幕 台湾の電子機器メーカー一堂に

開幕初日から多くの来場者でにぎわうTAITRONICSとAIoT台湾=26日、台北市の台北南港展覧館

 台湾の電子機器メーカーが一堂に集う展示会「第48回台北国際電子産業科技展(TAITRONICS)」と「第5回AIoT台湾」が26日、台北市の台北南港展覧館で開幕した。台湾を代表する電機・電子部品メーカーや情報通信産業関連企業など約160社・団体が出展。インターネット上の仮想空間「メタバース」や、IoTと連携する人工知能(AI)など最先端のデジタル技術とアプリケーションを紹介している。会期は28日まで。

 主催は、台湾の対外貿易・投資などの促進を支援する公的貿易振興機関の中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台湾区電機電子工業同業公会(TEEMA)。台湾では10月13日に入境者に対する3日間の隔離措置が撤廃されるなど検疫が緩和されたばかりで、全世界に広がった新型コロナウイルス感染拡大後、初めて多数の国際IT企業関係者を招待して開催した。

 今年と同様にオンラインと会場のハイブリッド開催となった2021年の出展ブースは208だったが、22年は約310ブースと1.5倍に拡大。日系からはパナソニック台湾のほか、長野県産業振興機構や同県を拠点とするクリンビーや日本ミクロンなどが出展。米国やインド、ドイツ、ポーランド、メキシコなどの外資系のブースも軒を連ねた。

 TAITRONICSとAIoT台湾とも11月8日までオンラインでも開催する。

 (27日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)