2022.10.28 【東京インターナショナルオーディオショウ特集】アキュフェーズ 「A-300」、創立50周年記念モデル第5弾 パワーアンプで高出力化を実現
創立50周年記念モデル「A-300」
アキュフェーズは、創立50周年記念モデルの第5弾として、モノラル・パワーアンプのフラッグシップ機「A-300」を今月下旬に発売する。
2017年に発売した「A-250」は、歪みが少なく高音質を実現する純A級パワーアンプとして国内外から高い評価を受けた。A-300はそれを超える性能と音質を目指し、5年もの歳月をかけて開発した製品。「低雑音化」と「高出力化」の両立を実現している。
A-300は、独立した2台の完全同一回路によるパワーアンプ・ユニットを並列ドライブする「Double MCS+回路」を搭載してノイズ成分を低減した。電力増幅段は「パワーMOS FET」20パラレル・プッシュプル構成を採用し、新開発した高効率の大型トロイダルトランスと大容量フィルターコンデンサーによる強力な電源部によって、パワーアンプの高出力化にもつなげている。
増幅部全体を構成する「インスツルメンテーション・アンプ」の入力部は、フルディスクリート構成で新たに設計。A-250から約20%向上する130デシベル以上の高いSN比を実現している。
効率的な放熱処理を行う大型アルミダイキャスト・ヒートシンクはパネル・シャシーと一体化しているほか、パネル面にはデジタル方式パワーメーターを配置するなど、伝統的な本体カラーと合わせて洗練されたデザインに仕上がっている。
「E-480」をフルモデルチェンジしたステレオ・プリメイン・アンプ「E-4000」も11月中旬に発売する。
プリアンプ部とパワーアンプ部が分離されており、それぞれの性能・音質を極限まで高め、セパレート・アンプの機能とグレードを実現。プリアンプ部とパワーアンプ部をスイッチ一つで独立して活用できる。通常使用時での雑音はE-480に比べて実力値で約20%低減している。
さらに同社は、6年ぶりにフルモデルチェンジし発売したAB級ステレオ・パワーアンプ「P-7500」の訴求も強めている。