2022.11.07 宮崎県産木材でSDGs リコーが宮崎県などと環境協定

左から耳川広域森林組合の平野浩二代表理事組合長、リコーの山下良則社長執行役員、JLPGAの小林浩美会長、宮崎県の河野俊嗣知事、宮崎ゴルフの菊池克賴社長

 リコーは日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、宮崎県、宮崎ゴルフ(宮崎市)、耳川広域森林組合と建築物などへの宮崎県産木材の積極的な活用によるカーボンニュートラルとSDGsへの貢献に取り組む5者協定を締結した。

 今月、宮崎県で開催される「JLPGA ツアーチャンピオンシップリコーカップ」で、従来の金属製観戦スタンドに代わり、宮崎県産スギ材100%を使用した木製観戦スタンドを、同大会の会場である宮崎カントリークラブの1番ホール、18番ホール、練習場(ドライビングレンジ)に大会期間中設置する。

 木製観戦スタンドは、仮設構造物としての耐荷重性、耐風性などの安全性を第一に、翌年以降の再利用性も重視した設計で、あらゆる斜面、設置場所にも対応可能。

 宮崎県は、スギ生産量が31年連続で日本一で、国産スギの15%を占めている。木製観戦スタンドで使用するスギの量は、約120立方メートル(0.24立方メートル/丸太)で、およそ500本。年間で約18世帯分のCO₂削減に相当する。