2022.11.11 米中半導体規制の波紋〈下〉 韓国、台湾も動向注視 地政学的リスクに対応も

サムスンの工場

 米国が進める中国向けの半導体規制で、韓国や台湾の企業も引き続き動向を注視している。製造装置輸出について、中国企業向けの場合とは違い、中国に生産拠点を持つ韓国など海外企業向けの場合、「ケースバイケース」で審査される見通しだが、線引きは不透明だ。

 規制で主に想定されているのは、中国企業による一定以上の高性能の半導体の生産。高性能チップ(18ナノメートル以下のDRAM、14ナノメートル以下のSoC、128層以上のNAND)といった...  (つづく)