2022.12.19 京セラが長崎・諫早に工場建設方針 26年操業、半導体活況踏まえ部品生産へ

 京セラは19日、長崎県諫早市に新工場を建設する方針を発表した。用地約15万平方メートルを取得し、2026年をめどに操業を開始する予定。立地予定の南諫早産業団地内の用地取得へ向け、県と市に申し入れをした。事業の内容は電子部品を中心に検討中で、約1000人を雇用する。

 北部九州への工場立地は同社では初めて。同県では、ソニーグループが半導体工場の生産能力増強を進めるなどの動きがあり、京セラは強みとするパッケージを含め、こうした需要に対応するもようだ。用地取得費は約22億5000万円の見込みで、全体の投資額は未定。

 熊本県に台湾TSMCが進出を決めるなどする中、「シリコンアイランド九州」の復活にさらなる後押しになるか注目されそうだ。

(20日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)