2023.01.05 ソニー・ホンダ、CESで新モビリティのプロトタイプ初披露 クアルコムと協業も
発表にカメラマンが殺到した
【ラスベガス(米ネバダ州)=CES取材班】ソニー・ホンダモビリティは、4日、米ラスベガスで翌日開幕のエレクトロニクス関連見本市「CES2023」出展に合わせて会見し、新ブランド「AFEELA」(アフィーラ)を発表し、新たなモビリティの提案として、プロトタイプを初披露した。また半導体大手の米クアルコムとの協業も発表した。
2025年前半に先行受注を開始し、同年中に発売を予定。デリバリーは26年春に北米から開始する。
プロトタイプは、5人乗りのセダンで、シンプルな外観。モニターなどが搭載されている。テレマティクスなども含め、最新の技術を実装。安心安全の実現に向け、車内外に計45個のカメラ、センサーなどとともに、高度な演算性能を持つECUを搭載する。
「まだプロトタイプ。さらに磨き、付加価値を」(同社首脳)と意欲を見せ、クアルコムとの協業を含め、さらなるエコシステムも視野に入れているもようだ。 「センサーやエンタテインメントなど、ソニーさんの強みを生かしつつ開発した。付加価値を高め、評価してくださるユーザー層に受け入れていただければ」(同)と展望する。
クアルコムからも、クリスティアーノ・アモンCEO自身が登壇し、「自動車はコネクテッド化とインテリジェント化がますます進み、体験も変化している。ソニー・ホンダモビリティと、自動車の将来に対する共通のビジョンを実現できることをうれしく思う」と歓迎した。
(6日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)