2023.01.09 23年 各社の年頭訓示 産機・設備

期待される企業に

 オムロン・山田義仁社長 創立90周年を迎えられたことをとてもうれしく思う。オムロンの企業理念は自由で、楽しいものであり、私たちの情熱やアイデアを解き放つものだ。よりよい社会をつくりたい、というベースが共有されていれば、その実践の方法は自由だ。オムロンが目指すのは、「世界中の人々からその存在を必要とされ、期待される企業」だ。

新たなことに挑戦

 島津製作所・山本靖則社長 成長分野を中心に事業拡大と企業価値の向上を目指して、新たなことに挑戦していきたい。そこで、今年は〝始めよう たくさんの「新しい」を!Drive Innovation Together-Best for Our Customers-〟をスローガンに掲げた。失敗を恐れずに、前向きの考え方で取り組みたい。

経営ビジョン達成へ

 指月電機製作所・足達信章社長 今年は中期経営計画第Ⅱ期の中間年に当たり、計画達成に向けた施策を完了する年であるとともに、長期経営ビジョンの達成、最終年度の2028年度売上高400億円達成に向けた最終準備を開始する年、挑戦する年になる。一致団結し、長期経営ビジョン達成に向けてまい進していこう。

基盤強化を推進

 TOWA・岡田博和社長 今年は、昨年スタートした新たな10年計画「TOWAビジョン2032」のファーストステップである「世界の頂への基盤強化」を進める年となる。目標達成に向けて人財育成や設備投資、新装置の開発などにしっかりと取り組むとともに、利益率にこだわり、積極的に挑戦を行ってもらいたい。

気持ちを一つに

 きんでん・上坂隆勇社長 現状の豊富な手持ち工事に加え、大阪・関西万博が控え、首都圏での大型案件の施工本格化、洋上風力工事もある。力を存分に発揮できる舞台が広がる。力を合わせ、気持ちを一つにして取り組む。今年は、6年間のうち「飛躍に向けて力を蓄える期間」と位置付けた前半3年の最終年度となる。引き続き力強く取り組んでいく。

営業益最高更新へ

 グローリー・三和元純社長 今年は2023中期計画の最終年度で、長期ビジョン2028の後半戦に入る。来年度の利益計画はこれから作成するが、私には何としても達成したいもう一つの目標がある。それは20年前の新紙幣発行時に記録した過去最高の営業利益を更新すること。中期計画に掲げた「コア事業と新領域事業のクロス成長」を実現し、収益基盤をさらに強靭(きょうじん)にしたい。

新時代へ羽ばたく

 堀場製作所・足立正之社長 2023年は中長期経営計画の総仕上げの最終年度であり、創立70周年を迎える重要な一年となる。新ビジネスを成熟させ、既存ビジネスをさらに盤石なものにして、タッチダウンの充足感とキックオフへの高揚感をしっかり実感しながら、その先の新時代へと羽ばたく、ターニングポイントになる一年として成長に取り組んでいこう。

事業構造変革を加速

 NTN・鵜飼英一社長 アフターマーケット事業、産業機械事業、自動車事業の施策を着実に実行するとともに、事業構造の変革を加速させる。成長が期待される新分野への取り組みも進める。2023年は中期経営計画「DRIVE NTN100」Phase2の最終年度だ。経営環境の変化に対応できる企業体質を構築し、必ずNTNの再生を果たしていく。