2023.01.11 【電子部品総合特集】全国電子部品流通連合会各地区協議会23年取り組み 九州電子流通業協議会(KRP)小口 幸士会長

小口 会長

設備投資動き出す今年に期待

 2022年は部品・部材の入荷が滞ったが、部品不足は落ち着いてきて、若干だぶつきも見られる。

 23年は滞っていた設備投資が動き出すことに期待する。

九州電子流通業協議会(KRP)では、22年の総会は書面で開催し、記念講演会をリアルで実施した。

 東京パラリンピックで女子ゴールボール日本代表として銅メダルを獲得した浦田理恵さんを講師に迎え、「一歩踏み出す勇気~自分が変れば世界が変わる!~」のテーマで講演、チャレンジの大切さや強い組織づくりのコツなどについて語った。

 その後は新型コロナウイルス感染拡大の波もあって、夏の暑気払いや秋のレクリエーションなど、予定の行事は実施することができなかった。

 新年は福岡市機械金属工業会、福岡エレコン交流会と3団体合同の賀詞交歓会を24日、福岡SRPセンタービルで開催する予定だ。

 3年ぶりのリアル開催で、日立製作所から講師を招いて「メタバースと関連技術の動向」をテーマに講演を行う。

 XRやメタバース、Web3に関連した話題で、懇親会も予定しているが、コロナの状況によっては開催方法を変更する場合もある。コロナ前に他団体と合同で実施していたモノづくり企業などの見学会は、2月ごろにKRP単独で実施する予定でいる。23年度は勉強会なども検討している。

 私は福岡を含めた九州地域のエレクトロニクスや情報産業の発展を目指す福岡エレコン交流会の会長も22年から務めることになった。幅を広げて新しい企画などもできればと考えている。