エソテリックは、フラッグシップ「Grandioso」シリーズの一体型プリアンプ「Grandioso C1X solo」と、ステレオパワーアンプ「Grandioso S1X」を投入する。

　フラッグシップモデル「Grandioso C1X」（2020年発売）は、プリアンプの核心部であるボリュームシステムを構成するICをオリジナル開発した「Ultra Fidelity Attenuator System」やデュアルバランス回路、完全デュアルモノ構成、パワーアンプをしっかりと駆動する強力なバッファーアンプと電源回路、「ES-LINK Analog」電流伝送など、次の時代のリファレンスとなり得る数々の技術革新とエソテリックの英知の全てを盛り込んだフラッグシッププリアンプ。

　今回発売するGrandioso C1Xsoloエディションは、C1Xの内部回路構成のみならず、回路ブロックごとに五つに独立した電源トランス構成なども変えることなく、一体型シャシーに収めることで、C1Xのシグネチャーサウンドそのままに、優雅で美しいサイズファクターを実現した。

　モノブロックパワーアンプの旗艦「Grandioso M1X」の誕生により、エソテリックのアンプ設計プラットフォームは完全に刷新された。「Grandioso S1」は、従来とは全く異なるクラスAステレオパワーアンプの旗艦Grandioso S1Xとして新たに生まれ変わった。

　モノブロックM1Xは、エソテリックの考えるアンプの理想を体現したモデル。完全に刷新したドライブステージ、強力な電源部が生み出すM1Xのダイナミックなサウンドは、世界中のオーディオファイルを虜（とりこ）にした。

　今回発売するクラスAのステレオモデルであるS1Xは、M1Xのシグネチャーサウンドである「音楽の持つ力、その全てを解き放つ躍動感」「雄大なスケール感」を踏襲しながら、2400W／1Ωのハイパワーと引き換えに、半分のスペースファクターとクラスAならではの透明感あふれる緻密な表現力を新たに獲得している。

　価格（税込み）はGrandioso C1X solo（2月発売）が220万円、Grandioso S1X（3月発売）が330万円。