ハワイアンミュージックのグラミー賞「ナホク・ハノハノ・アワード」2018年度インターナショナルアルバム部門ファイナリストに残ったバンド「オカピート」のメンバーらが22年に結成した「PAU HAHA（パウハナ）」のファーストアルバム。スタンダードを含む9曲を収める。

　ハワイ語で「パウハナ」とは、仕事終わりのアフターを楽しむ、自由時間の意。ボーカル・ギターの浅井竜介、ウクレレのカルロス川北、ベースの有瀧敬之、ハワイアンギターの石山哲也によるシンプルで粒の立った音が、ハワイの風と海、癒しの世界にいざなう。

　「Rakuen（楽園）」「Blowing The Pain」は浅井の書き下ろし。「相手文化への敬意や理解とともに亡くなった大切な人への思い、残された自分の人生への思いを込めた」と浅井。

　「伝統的音楽を大切にしながら、リアルタイムのハワイアンミュージックを発信したい。曲の根底にあるものは、国や文化を越えて伝わるはずだ」と話す。

　オカピート／アースグルーヴ・レーベル。2200円（税込み）。