日本ケミコンの2023年3月期第3四半期（22年4～12月）連結決算は、大幅な増収、営業・経常利益は増益となった。純損益は黒字転換。通期の連結業績予想の上方修正も発表した。

　同社は、為替相場変動に伴う為替差損11億2700万円を営業外費用に計上したが、戦略市場への高付加価値品の拡販や販売価格の是正、および構造改革を通じた生産性向上などが奏功し、通期売上高および各利益予想をそれぞれ増額修正した。

　修正後の通期連結業績予想は、売上高1600億円（前回予想＝1550億円）、営業利益115億円（同93億円）、経常利益95億円（同88億円）、当期純利益35億円（同30億円）。