オーナンバの2022年12月期連結決算は、増収・大幅な増益となり、全て過去最高を更新。期初計画も全て上回った。

　宮本敦浩常務取締役は「自動車、産業機器用製品や環境関連システム製品などの新規開拓を図り、原材料の確保、グローバルでの生産体制、供給体制の強化に取り組み、サプライチェーンが改善し、ワイヤハーネス部門を中心に売り上げが増加した。円安による為替影響も加わった。製品価格改定にも取り組んだ」と説明した。

　23年12月期連結業績は、売上高が2期連続の過去最高更新予想。しかし、利益は「100年企業に向けて革新を続けることを目指し、24年5月に大阪市中央区本町へ本社を移転する。新たな開発投資も行うため、減益を予想した」（木嶋忠敏社長）。また、顧客の国内生産回帰に対応し、国内生産体制を強化するため、22年10月にワイヤハーネス、高周波・同軸ケーブルメーカーのブライトン（大阪市東大阪市）を買収したと発表した。