2023.02.07 東芝テック、4~12月連結は大幅な営業増益 2桁増収
東芝テックの2023年3月期第3四半期(22年4~12月)連結決算は、売上高は海外市場向けPOSシステムおよび海外市場向け複合機の売り上げが伸びたのに加え、為替の影響もあり2桁の伸び。
営業利益は、部品および国際貨物輸送の需給逼迫(ひっぱく)・価格高騰の影響はあったものの、複合機の損益が改善、大幅な増益となった。
国内市場向けPOSシステムは、小売業・飲食業の投資意欲低下が続いたことから売り上げ全体は減少したが、コロナ対策で決済端末、セルフオーダーシステム、スマートレシートなどが回復。また、海外POSシステムの販売が増加した。
グローバル共通リテールプラットフォーム「ELERA」および戦略的パートナーシップによるソリューションビジネスなども堅調だった。複合機は、製品供給不足が続く中、米州、欧州、アジアなど海外販売が増加した。
通期連結業績予想は海外顧客の投資抑制、為替の影響などから売上高を下方修正。営業利益は据え置いた。