2023.02.07 日新電機、4~12月連結は増収

 日新電機の2023年3月期第3四半期(22年4~12月)連結決算は、増収で営業、経常利益は増益となり、3Q累計で売上高は2期連続の過去最高を更新。営業利益もFPD用イオン注入装置の特需があった16、17年度に続き過去3番目の業績。純利益は16、17、21年に続いて過去4番目に高い利益を上げた。

 中国・天津子会社の清算手続き費用開始に伴う整理損1億400万円、前橋製作所のガス絶縁開閉装置新工場建設に伴う旧工場解体費用1億2700万円を3Qに特損計上。1Qに特損計上した中国・上海のロックダウンによる固定費相当額1億2200万円と合わせて法人税等の計上を行った結果、四半期純利益は減益になった。

 電力・環境システム、ビーム・プラズマ、装置部品ソリューションの全事業が増収。電力・環境システム、ビーム・プラズマの両事業は増益にもなった。

 通期連結業績は、期初予想の2期連続過去最高更新の売上高、16年に次ぐ過去2番目の営業利益、16、18年に続く過去3番目の純利益を含め、全て据え置いた。