2023.02.08 ソフトバンクグループ、9125億円の赤字 4~12月連結
ソフトバンクグループの2023年3月期第3四半期(22年4~12月)連結決算は、最終損益が9125億円の赤字となった。赤字額は1290億円だった第2四半期からさらに悪化した。世界的な株式市況の低迷で投資先企業の株価が下落し、投資先の評価額も減少した。
傘下の投資ファンドで約5兆円の投資損失を計上。為替の影響による損失は約7000億円だった。
投資する472社のうち評価額が増加したのは100社(21%)に対し、減少は344社(73%)。
傘下の投資ファンドの厳しい事業環境が当面は続くとみて、新たな投資活動の抑制と、コスト削減策を継続する。
会見した後藤芳光・最高財務責任者(CFO)は「昨年一年と比べ投資を抑え込んでいる。今は守りを徹底する時期」と述べた。
傘下の英半導体設計大手アームを中心に、新規開発を強化する方針。