ジャパンディスプレイ（JDI）は10日、いちごトラストとの追加資本提携などを発表した。財務強化を図るもので、いちごの貸付金債権計867億円をデット・エクイティ・スワップ（DES、現物出資）にするほか、いちごに約1736億円の新株予約権を割り当てる。

　一方、いちごからの借入金で、INCJ（旧・産業革新機構）からの200億円の借入金を弁済。INCJの持つJDIのA種優先株全てを無償取得する。

　またINCJのJDIに対する貸付金債権537億円がいちごに譲渡され、いちごは150億円の債権放棄に応じる。JDIは「財務基盤を抜本的に強化する」としている。
（14日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）