三井不動産や宇宙関連企業などの有志が中心となり、一般社団法人「クロスユー」（東京都中央区）を立ち上げ、4月から活動を始める。取り組みが13日、東京都内で発表された。会員としてJSOLなどが参加、エレクトロニクス関係業界から、横河電機やIHIなども協力する予定。

　JAXAとも連携。クロスユーでは、三井不動産のおひざ元、日本橋で、会員企業向けのオフィスやスタジオなどを提供するのに加え、ビジネスマッチングやイベントなどを展開。宇宙ビジネス企業に加え、地上の課題に取り組む非宇宙企業も含め、多様な業界のプレイヤーが参画しやすいオープンプラットフォームを形成する。

　AIなどデータサイエンスや、水素・燃料電池などモビリティー、ロボティクス、グリーンテック、フードテック、ライフサイエンスなどの展開を想定する。

　小型衛星開発などで知られ、理事長を務める中須賀真一・東大大学院教授は「宇宙開発の『民』の時代に入った」と展望。スペースXのような企業が、取り組みから生まれてくることに期待を示した。

　（14日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）