2023.02.20 東工大など、アニーリングプロセッサーLSI開発 高速で省エネ、量子技術に貢献

 東京工業大学は18日、北海道大学や京都大学と共同で、組み合わせ最適化問題といわれる課題を高効率に解決するアニーリングプロセッサーLSIを開発したと発表した。複数個を接続することで、最大58倍の高速化を達成するとともに、約3万倍の電力効率も達成した。量子技術で注目されるアニーリングマシンの早期実現につながると期待される。

 組み合わせ最適解は、物流や金融、人工知能(AI)などさまざまな分野でカギを握っている。その解決に資するアニ...  (つづく)