2023.02.22 パナソニックコネクトがジョブ型人事制度を全社で一斉導入 個人の挑戦意欲を成長力に

 パナソニックホールディングス(HD)傘下で企業向けシステム事業を主力とするパナソニックコネクトは22日、職務内容を明確化して人材を配置する「ジョブ型」人事制度を4月から全社員に一斉導入すると発表した。年齢や勤続年数に関係なく、職種に応じて三つの報酬カテゴリーを用意する。企業価値の源泉となる人材をめぐる獲得競争が激化する中、自律的に成長する意欲の高い社員を報酬で報いる環境を整えたい考えだ。

 事業戦略の達成に必要な仕事について記した約1400個の「ジョブディスクリプション(職務記述書)」を社内に公開し、組合員を含めた約1万人の全社員に導入する。これにより、社員一人一人が目指す方向性や個人に求められるスキルを明確化。公募で登用・配置を行う仕組みを運用する。

 さらに、組織責任者に権限を大きく委譲し、人材戦略を顧客に近い現場レベルで実行。優秀な若手が挑戦したり、専門性の高いスペシャリストが活躍したりしやすい組織風土を根付かせ、企業全体の成長にもつなげたい考えだ。
(後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)