2023.02.24 対話型AI、中国の百度も実装へ 半導体業界にも関連の追い風

百度のロゴ

 対話型、生成系と呼ばれるAIが、半導体やネット業界にも商機をもたらしつつある。

 中国のネット検索などIT大手、百度(バイドゥ)は22日(現地時間)、決算を発表するとともに、対話型AIを使った応答システムを、AIスピーカーや自動運転、スマートデバイスなどに実装する方針を明らかにした。「チャットGPT」のような応答システム、文心一言(アーニー・ボット)の内部試験を、3月に完了する方針。当局の規制を受ける海外発のサービスに比べ、中国市場に適合したサービスとして普及を図る見込みだ。

 検索の中での対話型サービスに使うだけではなく、車載機器やスマートホームのデバイスなど、音声での操作にも実装されていく見込み。

 また、半導体大手の米エヌビディアも、同日の決算発表では、AI関連の売上高は堅調。自社のビジネス向けとして独自の生成AIモデルやサービスを構築したいと考える企業向けに、カスタマイズ可能なAIモデルを提供する方針も示した。

(27日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)