2023.02.27 家電量販店 玩具、調理家電でファミリー層囲い込み
家族連れでにぎわうおもちゃ売り場(ヤマダデンキLABIライフセレクト茅ヶ崎)
家電量販店ではファミリー層の囲い込みへ商品展示やスタッフの対応はもちろんのこと、家電品や玩具の体験コーナーなど売り場づくりに工夫を凝らしている。中には、同じスタッフが販売から設置まで行い、顧客と密接な関係を築いているケースもある。
ヤマダデンキLABIライフセレクト茅ヶ崎(神奈川県茅ケ崎市)は、充実したおもちゃ売り場をファミリー層の来店につなげている。 「茅ヶ崎で当店くらい大きなおもちゃ売り場はない」と同店店長は胸を張る。
地下1階にある売り場は、土・日曜は小学生以下の子どもを連れた家族連れでにぎわう。売り場には電子玩具のデモ機などを置き、触って遊べるようにした。
地下1階にインテリア売り場とおもちゃ売り場を設けたことで相乗効果も生まれた。ソファやベッドなどの家具に加えて、クッションや寝具、水回りの雑貨もあり、おもちゃ売り場を目当てにした来店客が生活雑貨のコーナーに流れていくことも多いという。
ヤマダデンキテックライフセレクト仙台あすと長町店(仙台市太白区)のおもちゃ売り場は、東北最大級の展示で品数も豊富。自由に体験できる電子玩具コーナーも設置し、週末は多くの子どもたちでにぎわう。雑貨の展示や土・日曜、休日を中心に新しい調理家電の実演なども行うことでファミリー層の来店が多い。販売から設置まで行っているSEスタッフも配置。お客の囲い込みを図っている。
(28日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)