2023.03.07 省エネ、花粉対策に期待 各家電量販店、この春の人気商品
マスク着用ルールの緩和で理美容商品にも期待がかかる(名古屋市のエディオン天白店)
春商戦が本格化している各家電量販店では、電気料金の高騰により省エネ家電へのニーズが高まっているほか、飛散する花粉対策に役立つ商品の提案が進む。“脱マスク”の動きや外出機会の増加など、アフターコロナに向けた需要も予想され、この春、人気を集めそうな商品を各店に聞いた。
ヨドバシカメラ新宿西口本店(東京都新宿区)は節電につながる省エネ家電、中でも常時稼働している冷蔵庫に着目。同店副店長は、東芝ライフスタイルの「GR-V600FZS」が備える、野菜の鮮度を保ちながら保存できる機能を例に挙げ「省エネで電気代を抑えられるだけでなく、プラスアルファの価値を求める来店客の需要がある」と語る。
花粉の飛散が本格化し、ドラム式洗濯乾燥機にも注目が集まる。衣類を外干しすると花粉が付着するため、乾燥機能を積極的に提案している。
上新電機南津守店(大阪市西成区)が、光熱費を抑えたい来店客に向けてアナウンスしているのがエアコンクリーニング。内部の掃除を行うことで風効率を上げられるため、無駄な電気代を削減できる。
ヤマダデンキテックライフセレクト仙台あすと長町店(仙台市太白区)では、花粉の飛散が多くなり、空気清浄機や、冷蔵庫、エアコン、LED照明などの省エネ家電の購入を提案。冷蔵庫コーナーでは、宮城県が行う省エネ家電への買い換えキャンペーンをPRしている。
エディオン天白店(名古屋市天白区)は、13日からのマスク着用ルール緩和で、化粧や身だしなみを整えるニーズが高まると見て、シェーバ、ドライヤー、美顔器など理美容器具が売れると見ている。
(8日付の電波新聞/電波新聞デジタルに詳報します)