2023.03.08 日本IBM、順天堂大、グローリーがAIで高齢者の認知機能推定 金融商品取引の適合性判断 日本初のアプリ開発

「金融商品適合性チェック支援AIアプリ」のデモが行われた=東京都千代田区の三菱UFJ信託銀行本店ビル

 日本IBMと順天堂大学、グローリーの3者は、人工知能(AI)で高齢者の認知機能を推定し金融商品を取引できるかの判断を手助けする「金融商品適合性チェック支援AIアプリ」を共同開発した。声や表情から取得する自然なデータで、金融商品を勧められるかの適合性判断を支援する。「脳の健康度」に基づき金融商品適合性についてチェックするシステムは日本初という。1日から三菱UFJ信託銀行で試験運用を始めており、他の金融機関での展開を目指す。

 金...  (つづく)