2023.03.22 侍J大谷選手の活躍応援 JAE、今年もパートナーに 球場や人形でロゴもお目見え

ボブルヘッドデーの告知

ボブルヘッドボブルヘッド

 ワールドベースボールクラシック(WBC)で「侍ジャパン」の優勝に日本中が湧く中、大谷翔平選手の所属するロサンゼルス・エンゼルスを舞台に、日本を代表する電子部品企業のプロモーションが、今年も展開される。コネクターなどの大手、日本航空電子工業(JAE)グループ。スタジアムにロゴが掲出されるほか、大谷選手の「ボブルヘッド」(人形)にも、ロゴがお目見えする。二刀流の多彩な活躍はもちろん、諦めず、チームの士気を鼓舞する姿勢など、大谷選手にも重なるイメージのアピールにもなりそうだ。

 JAEの米国法人・JAE エレクトロニクス(カリフォルニア州)は2018年から、エンゼルスとパートナーシップを締結。お膝元の同州に本拠を置く同社として、地元スポーツを応援している。同時に、大谷選手の活躍で日米で一層の注目を集める同球団との契約を通じ、日米でのブランディングにもつなげている。

 本拠地では同スタジアムでの開幕戦(4月7日)を皮切りとして、ホームプレート後方に、ハーフイニングでJAEグループの広告を掲出。放送などを通じグローバルの視聴者らに訴求する。

 ●大谷選手人形も

 また、4月8日(現地時間)に同スタジアムで開かれる大谷選手の「ボブルヘッド・デー」では、今年もJAEグループがスポンサーに。先着2万50000人の来場者に、大谷選手のボブルヘッド人形(JAEロゴ入り)が配られる。昨年6月ロイヤルズ戦でのMLBキャリアハイ(13奪三振)を記念したバージョン。

 さらに2週間にわたり、テレビやラジオ、SNS、スタジアム内広告を含むエンゼルスの各メディアで、JAEのプロモーションが展開される。

 「WBCの熱気そのままに、今年のシーズンも手に汗握る熱戦を応援したい」と同社。

 スポーツ支援などの一環としてMLBや選手と契約をする日本企業は少なくないが、特に大谷選手は、そのさわやかな人柄や、二刀流で挑戦する姿勢に、イメージを重ね合わせ、活躍を応援しようという企業が相次ぐ。

 今回のWBCでも改めて注目されたように、野球の技術もさることながら、チームの勝利に貢献しようとする取り組みや、仲間を鼓舞する姿勢など、ファン層が一段と広がったとみられるだけに、企業側の姿勢もいっそう熱を帯びそうだ。

 エンゼルスは61年にメジャーリーグの球団拡張で創設。アメリカン・リーグ西部地区優勝9回、オールスターゲーム開催地として3回選ばれ、02年にはワールド・シリーズ優勝。60年以上の歴史の中で、MVP6人、サイ・ヤング賞2人、新人賞3人、ローリングス・ゴールド・グラブ賞39人、オールスター選手162人を輩出している。

(23日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)