2023.03.24 パワー半導体の駆動電流波形を自動制御 東大が新しいICチップ開発

 東京大学は23日、パワー半導体のゲート端子を駆動する電流波形を自動で制御する新しいICチップの開発に成功したと発表した。オン・オフのスイッチング時に生じるエネルギー損失を49%低減した。従来のゲート駆動ICチップと置き換えるだけでよく、パワーエレクトロニクス機器が大量普及した社会の脱炭素化を促進すると期待される。

 東大生産技術研究所の高宮真教授、畑勝裕助教、東大大学院の張狄波大学院生らの研究グループが取り組んでいる。ゲート駆...  (つづく)