2023.03.23 東京・汐留を舞台に「相合」 ミネベアミツミ、新しい本部ビル始動

東京クロステックガーデン

 ミネベアミツミは、新しい東京本部などのビルとなる東京・汐留の東京クロステックガーデン(旧・日本通運本社ビル、床面積約5.3万平方メートル)の準備を整え、27日から同拠点に移転、さまざまな機能を集約させる。

 従来の東京本部は三田地区(高輪ゲートウェイ駅近く)。都心で駅至近の場所に拠点を構えることで、エンジニアら人材確保への後押し効果も期待する。

 グループのミツミ電機(東京都多摩市)や本多通信工業(同品川区)などの機能の一部も入り、さらなる経営効率化やシナジー図る。市民向けのミュージアム機能も予定する。

 同社は2051年の創立100周年の土台を強固にするため、「オーガニック成長」「M&Aによる成長」の両輪に加えて、「社会的課題解決に資する製品開発およびその販売」を加えた三輪を、成長戦略の中核と位置付ける。

 これらの戦略を支える土台として、未来に向けた優秀な人材確保と社内交流の活性化、保有技術の「相合」(多様な技術・製品を「相い合わせ」活動)、強靭化を、同ガーデンで実現させる考えだ。