国内最大規模のIT（情報技術）の展示会「Japan IT Week春」（RX Japan主催）が5日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。人工知能（AI）やサイバーセキュリティーなどをテーマにした11のIT専門展で構成され、750社が最新の技術やサービスを展示実演している。今年は、インターネット上の仮想空間「メタバース」に着目した専門展が新たに加わり、初日から多くの来場者でにぎわった。会期は7日まで。

　会場では、データを活用した「データドリブン経営」をはじめ、プログラミングを必要としないノーコード開発、人工知能（AI）を活用したチャットボットなど、デジタルトランスフォーメーション（DX）を推進する計1500の製品やサービスを展示している。

　2026年には国内の市場規模が1兆円を超えると予測されるメタバースに焦点を当てた新設の「メタバース活用EXPO」では、バーチャルオフィスやイベント会場として自由に利用できるメタバースの実験空間が体験できるほか、20人以上が一つの仮想空間を共有できるソリューションなどを紹介している。
（6日付の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）