2023.04.10 製造現場で進むVR活用 設計段階で課題を事前検証

デジタルプロセスのVRサービス「Xphere」の実演では、作業者がVR空間上で部品をつかみ、組み立て作業を行った(右上画面が作業者の目線)

 製造現場の製品開発に、仮想現実(VR)、メタバース(仮想空間)などのバーチャル技術を活用する動きが広がっている。VR空間上にある実物大の試作品を使って組み立て作業を行い、設計時点では気付けなかった問題点を事前に検証。仮想空間でシミュレーションを重ねることで試作品の製作コスト削減と工期短縮につながる技術として注目を集める。

 7日まで東京ビッグサイトで開催された国内最大規模のIT展示会「Japan IT Week【春】」では今年...  (つづく)