2023.04.10 現場向けコミュニケーションアプリのクアンドが「JーStartup」に選定

 現場向け遠隔コミュニケーション支援アプリ「SynQ Remote(シンクリモート)」を手掛けるクアンド(北九州市八幡東区)は6日、経済産業省のスタートアップ育成プログラム「JーStartup」に選定された。

 JーStartupは、グローバルに活躍するスタートアップの創出に向けて潜在力のある企業を有識者が選定、政府機関と民間の「JーStartup Supporters」が集中支援を行う。

 今回は2021年の第3次に続く4回目の選定で、推薦委員による厳しい審査をクリアした50社の一つに選ばれた。

 今回の選定で、日本貿易振興機構(JETRO)などの政府機関や民間のサポーターの企業の支援を受け、より一層のビジネス展開や海外展開のチャンスを得ることになる。

 シンクリモートは、製造や建設など現場に特化したビデオ通話アプリ。口頭や文章では伝えにくい「あれ」「これ」といった内容も、ポインターで指し示せることが特長だ。

 ベテラン技術者の負荷を軽減するソリューションとして注目を集めていて、人手不足に頭を抱える業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)化への貢献が期待されている。