2023.04.21 英国発ドライブレコーダーNEXTBASE、日本市場参入 自動SOS機能が特長

NEXTBASE取り付けイメージ

 英国発のドライブレコーダーがこのほど日本市場に本格参入した。欧米で業界トップシェアを誇る「NEXTBASE(ネクストベース)」は、前後の高性能カメラをはじめドライブレコーダーに必要な最新の機能を搭載するとともに、独自のアルゴリズムで事故時に自動でSOSできる機能が特徴だ。4月20日から全国のイエローハットとアマゾンで発売した。世界18カ国で展開し、累計販売数は550万台にのぼるドライブレコーダーが日本市場で浸透できるか注目される。

 ネクストベースは、世界に先駆けて一般消費者向けドライブレコーダーにSOS機能を搭載した。交通事故発生時に内蔵したGセンサーが衝撃の大きさを検知し、自動で救急要請の是非を判断し通報する。専用のモバイルアプリに登録した車両情報や運転者情報、血液型やアレルギーなどの医療情報も併せて提供することで救助を迅速に行えるように支援する。

 本体は小型で取り付けも独自のマグネット式マウントを採用。GPS(全地球測位システム)をマウント内部に内蔵することで設置スペースを大幅に削減した。ネクストベースは標準モデル3機種、SOS機能が付く独自機能モデル4機種をそろえる。独自機能モデルは前後2カメラで、上位機はアマゾンの人工知能(AI)アシスタント「アレクサ」にも対応し、各種操作も可能。無料クラウドで情報共有もできる。独自機能モデルは市場想定価格3万4800円から。 SOS機能は、初年度は無料、翌年からは月400~500円程度(単月契約も可)で利用できる。

(24日付電波新聞/電波新聞デジタルで日本法人代表インタビューを掲載します)