2023.05.01 NTT、撮影画像からAIがコンクリの劣化を検出する新技術 インフラ点検のコスト低減
通信用トンネルのコンクリートの壁面には、地下水などで汚れが付着している
NTTは、トンネルなどコンクリート構造物の撮影画像から、劣化を高精度に検出する技術を確立した。市販のデジタルカメラで撮影した画像から、人工知能(AI)を活用して劣化の大きさを自動的に計測。メジャーや専用車両による人手を使った計測作業が不要になり、点検人員不足の解消や維持管理コストの削減につなげる。
道路やトンネル、橋梁(きょうりょう)、下水道といった社会インフラは高度経済成長期に集中的に建設され、老朽化が進行。特にコンクリー... (つづく)