2023.05.11 【海外ニュース】 米TI、Wi-Fi6のコンパニオンIC 高信頼・効率的な接続を低コストで

信頼性の高い効率的なWi-Fiを低コストで提供できる

 アメリカのテキサス・インスツルメンツ(TI)は、Wi-Fi 6のコンパニオンIC、SimpleLinkファミリーを発表した。高密度や最大105度の高温環境下で動作するアプリケーションに、信頼性の高い、セキュアで効率的なWi-Fi接続を低コストで提供可能となる。

 新しいCC33xxファミリーの最初の製品ラインアップには、Wi-Fi 6専用デバイスと、シングルICでWi-Fi 6とBluetooth Low Energy 5.3の各コネクティビティーに対応するデバイスを投入する。CC33xxデバイスをMCU(マイコン)またはプロセッサーと組み合わせることで、信頼性の高い無線周波数(RF)性能で、セキュアなIoT(モノのインターネット)接続を実現できる。これらは、グリッド・インフラ、医療、ビル・オートメーションなどの幅広い産業用市場で利用されている。

 同社のワイヤレス・コネクティビティー・ポートフォリオの新ラインアップ SimpleLink CC3300 Wi-Fi 6コンパニオンICと、同CC3301 Wi-Fi 6/Bluetooth Low Energy 5.3コンパニオンICの価格は1.60ドルから。

 2.4ギガヘルツ対応のCC33xxデバイスは、Wi-Fiネットワークの効率を高め、230種類以上のアクセス・ポイントとの組み合わせで安定的な接続を実現するほか、マイナス40~プラス105度の温度範囲で動作する。また、設計者はこれらのデバイスを採用することで、開発したIoTエッジ・ノードを家庭や企業のアクセス・ポイントに直接接続でき、追加の機器も必要とせず、低コストで実現できる。

 これらのWi-Fi 6コンパニオン・デバイスは直交周波数分割多重アクセス(OFDMA:orthogonal frequency division multiple access)技術と基本サービス・セット(BSS:basic service set)カラーリング機能を採用しており、高速かつ安定なネットワークパフォーマンスを実現するとともに、密集による干渉を引き起こさずに、より多くのデバイスを同時接続できる。また、個人および企業ネットワーク向けの最新のWPA3暗号化技術や、ファームウエア認証機能を搭載したセキュア・ブート機能など、Wi-Fi保護アクセス(WPA:Wi*Fi Protected Access)セキュリティー機能もサポートする。

 CC3300およびCC3301 Wi-Fi 6の各コンパニオンICは、Linuxまたはリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)をサポートする同社およびそのほかの多くのメーカーのマイコンやプロセッサーと簡単に組み合わせ可能。

 設計エンジニアは、CC33xxコンパニオンICのサンプルを入手可能。クワッド・フラット・ノーリード(QFN)パッケージで提供され、1000個発注時の単価は1.60ドルから。BP-CC3301評価ボードは、TI.comから39ドルで購入できる。