2023.05.11 三菱ガス化学、タイで半導体材料の生産倍増 市場シェア4割でトップ級
三菱ガス化学は8日、半導体パッケージ用BT積層材料の生産能力をタイで増強すると発表した。孫会社に当たるMGCエレクトロニクスタイランド(ETT)の生産能力を倍増させる予定。新設する建屋は2024年4月に着工、営業運転は25年10月開始を予定している。投資額は開示していない。
ETTはラヨーン県WHAイースタン・シーボード工業団地内に立地する。三菱ガス化学グループは、BT積層材料の生産子会社・MGCエレクトロテクノ(ET、福島県西郷村)に加え、事業継続計画(BCP)対応の観点から、ETの子会社としてタイにETTを設立している。この分野で市場の約4割のトップシェアを占める。
今回、ETTの既存の敷地内に建屋を新設し、第1期工事と同水準の設備を導入。ETTの能力を現有能力の約2倍とする。