2023.05.12 富士通ゼネラルが“冷える”ビジネス用バックパック開発、夏場の通勤も快適に

エアコン開発のノウハウを詰め込んだ「コンディショニングバックパック」

 エアコンメーカーの富士通ゼネラルが、スポーツ用品を手掛けるミズノと“冷える"ビジネス用バックパックを共同開発した。エアコン開発で培ったノウハウを生かし、暑くて辛い夏場の通勤時の背中を冷やしてコンディションを整え、仕事のパフォーマンス向上を提案する製品だ。異例とも言える7回もの試作を繰り返し、製品化にこぎつけた。

 応援購入サービス「マクアケ」で12日からプロジェクトをゼネラルが開始したのは、「コンディショニングバックパック」。バックパックの背中上部から中部にかけて冷却シートを配置し、冷却水が均一に循環して背中を冷やす仕組みだ。エアコン開発で培った温度管理技術を応用し、90分程度は涼しさを保つことができる。

 ゼネラルは、空調技術を生かした新事業の展開に力を入れている。コンディショニングバックパックはその一つ。バックパックの開発プロジェクトを主導した開発担当者は、エアコンの基幹部品の一つである熱交換器の開発にも携わっており、温度制御などにそのノウハウを生かした形だ。

 マクアケでの販売目標は500個。ミズノの技術を活用することで、冷却システムを入れていても重さは感じにくい仕様で、ビジネスにも使いやすい約20リットルの容量を確保している。マクアケでの価格は税込み3万5000円から。

 (後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)