2023.05.17 TIがSiCゲートドライバー 損失改善でEVの距離延伸 1年で最大1600キロメートルの延長が可能

UCC5880-Q1の評価基板

 テキサス・インスツルメンツ(TI)は16日、強化絶縁型ゲートドライバー「UCC5880-Q1」を発表した。SiC(炭化ケイ素)MOSFETのスイッチング損失を最小限に抑え、効率改善を可能にする。

 EV(電気自動車)の信頼性や電力性能を向上させ、航続距離を延長させるには、直流から交流へ高電圧を変換して車両を駆動させる「トラクションインバーター」の改善が不可欠となる。

 同社のマーク・イング・ゼネラル・マネー...  (つづく)