2023.05.18 米半導体大手エヌビディアのAI 商社のマクニカが導入後押し

発表の模様

 マクニカは米エヌビディアと提携し、同社のAI(人工知能)ソフトウェアプラットフォームを、ユーザーが検証できるプログラムを構築、提供を始めたと発表した。

 半導体商社で、ソフトなどソリューション提供にも強みのあるマクニカ側のエンジニアらが、課題解決に最適なAI技術をあらかじめ厳選して環境を構築。顧客自身で環境を用意する必要がない。各種製品の理解を深めてもらい、導入目的の実現性を事前に調査することが可能となる。

 デジタルツインを使った製造や物流の効率化、各種シミュレーションなどを活用してもらう狙い。当面、20前後のユーザーの参加を見込んでおり、さらに実導入につなげてもらう。

 「AI TRY NOW PROGRAM」と銘打って構築した。エヌビディアの「AI エンタープライズ」や、メタバースを実装する「オムニバース エンタープライズ」をはじめ、最新Aソフトウエアプラットフォームの導入を検討している企業をサポートする。

 エヌビディアは「半導体メーカーの印象が強いが、ソフトにも多額の投資をして力を入れている」と指摘。日米のコラボでAI実装を図る。

 (18日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報しています)