2023.06.02 EVや自動運転、韓国Tear1も変革急ぐ 現代自動車と取引のDIC
DICの拠点
【ソウル支局】デジタル化や電動化、自動運転といったテクノロジー変革の波の中、ティア1層が対応を迫られているのは韓国企業も同じだ。
従来のエコシステムにいた企業も、新たな機会や課題を認識している。
変革を進める代表例の1社が、韓国現代自動車の一次下請けとして活躍してきたDICコーポレーションだ。
減速機や減速ギアセット、トランスミッションギア、シャフト、アクスルなど重要な自動車パワートレインシステムのメーカーで、電気自動車(EV)や自動運転に向けた自動車の進化に新たな市場機会を見いだし、課題に取り組んでいる。
たとえば、電動化が進めば、モーターやインバーター、アクスル、減速機などのパワートレインシステムや、自動車部品、コンポーネントのモジュール化が求められる。部品やコンポーネントのメーカーは、環境に優しい製品を提供するため、さらに製品を磨いている。
また自動運転技術の急速な普及の中で、自社の従来の技術のノウハウと、センサーやネットワーキング、人工知能(AI)、データ処理などの幅広いコンピューティング、通信、IT技術を融合させるという、未知の課題に直面するようになる。
経営トップへのインタビューなどから今後を展望した。
(5日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)