2023.06.15 機能面の進化は“ゼロ” 富士フイルム、こだわりのクラシックデザインで勝負する新型チェキ

レザー調のクラシックデザインを採用した新型チェキ

 レザー調のクラシックデザインで20~30代の女性層を開拓へ――。富士フイルムが29日に発売するインスタントカメラ「チェキ」新製品は、四角いスクエアフォーマット対応でクラシックデザインを採用している。2020年に発売した従来機種から機能面の進化は“ゼロ"。アナログカメラとしてシンプルさにこだわり抜いた結果で、撮影体験とアナログらしさを楽しむことを提案する。

 発売するのは「INSTAX SQUARE SQ40」。撮影構図を重視するユーザー層が多いスクエアフォーマット対応であり、チェキの“代名詞"でもあるミニフォーマット対応機種に比べると、本体はかなり大きい。

 しかし、Z世代からも支持を集める。バッグにしまうのではなく、肩からかけてファッションの一部にするなど、そうした使い方も見越してのクラシックデザインだ。

 同社がスクエア対応のチェキを投入したのは2017年5月。それからの6年間で対応機種は6つに増え、SQ40は7機種目になる。価格は税込み1万8700円前後を想定。

 (16日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)