2023.07.05 大阪市、NTTドコモなど 産学官連携教育プログラム発表 中学生が企業のテーマに対して研究成果を披露
中学生がプレゼンテーションを実施した
大阪市教育委員会、NTTドコモ関西支社など3社の企業は5日、大阪市立昭和中学校(大阪市阿倍野区)で、3年生が授業の成果を披露する「産官学連携教育プログラム発表会」を開催した。企業より提示されたテーマに対して、生徒たちがチームごとプレゼンテーションを実施。2カ月間の研究成果を披露した。
市では産官学連携の取り組みとして企業と連携した教育プログラムを実施している。取り組みの一環として、今回の発表会を開催。生徒の発表を通じて、将来の目標や学びの意義を見出すことがねらい。企業は社員などを講師として同中学校に派遣し、5月より合計4回にわたり、講義を行っていた。
今回参加したのは3年生の63人、12チーム。4回の講義で各企業からのアドバイスを受け、各チームでプレゼンテーションの内容を検討。資料作成やリハーサルなどで準備を整えていた。
NTTドコモのテーマは「ドコモを中高生の中で1番選ばれる会社にするには」。このテーマに挑んだのは4チーム。各チームの持ち時間は10分。時間内に発表のほか質疑、担当企業のフィードバックも行った。
各チームのプレゼンテーションでは「CM展開」「勉強アプリの開発」「dポイント施策」などの強化策を発表。CMでは校内アンケートに基づいた印象に残るCM展開策をリサーチ。勉強アプリの開発ではポイント連携を視野に入れたものや、既存のドコモの動画学習サービス「gacco」や子どもの学びを広げるコンテンツ「comotto」などを活用したもので、親子が喜ぶサービスの提供を提案。中学生の視点からのドコモへの加入策を訴えた。
(後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)