日本アマチュア無線連盟(JARL)主催でアジア最大のアマチュア無線のフェスティバル「ハムフェア2023」が東京ビッグサイト(東京都江東区)南3・4ホールで19日・20日、開催される。新型コロナ5類移行後初めてのものだ。今回のテーマは「さあ行こう! アマチュア無線の新時代」。

　参加団体は、クラブ参加145団体、ビジネス、そのほかの参加が25団体の合計170団体の予定。

　今年のキャッチフレーズは「さあ行こう! アマチュア無線の新時代」。2021年7月に「アマチュア無線を活用したワイヤレス人材の育成」が政策提言に盛り込まれたことに伴い、その後、さまざまな制度改革が打ち出された。まさに新時代となったアマチュア無線にふさわしいキャッチフレーズとなっている。

　この令和の大改正は、次世代無線通信技術を開発する技術者の育成だけでなく、かつて無線技術に興味を持った青少年たちがさまざまな分野で活躍し、わが国の産業発展に大きく貢献したことを踏まえたものだ。ベテランハムは、この機会に若者と一緒にアマチュア無線を楽しみ、彼らを未来の技術者へいざなう機会でもある。

　おりしも、電波伝搬においては、サンスポット(太陽黒点数)の上昇が見られ、いよいよサイクル25に本格的に突入。ハイバンドでのDX通信が盛んになり、ハムバンド全体のアクティビティーも上昇している。まさに新時代となった今年のハムフェアは、新型コロナ5類移行もあり、昨年以上の参加者数を見込む。