2023.08.31 積水化成品がポリイミドをシェルにした中空微粒子の量産製法開発 神戸大 南教授らと世界初の発見

ポリイミド中空微粒子開発品の電子顕微鏡写真。左が外観、右が断面

 積水化成品工業は、神戸大学大学院工学研究科の南秀人教授らの研究チームと共同で、ポリイミドをシェルにした中空微粒子の量産が可能な製法を世界で初めて見いだし、「テクポリマー ポリイミド中空微粒子」の商業化技術を開発した。

 ポリイミド中空微粒子は粒子内部に空気層を持つ構造から絶縁性や軽量性、低密度、低屈折率などの特長があり、5G向け高速伝送回路の伝送損失抑制が見込める高耐熱な低誘電素材として期待されている。

 ...  (つづく)