EV向け電池大手の韓国SKオンは、世界最高レベルのリチウムイオン伝導度を持つ新しい固体電解質の開発に成功したと発表した。

　リチウムイオン伝導度は、イオンの移動速度。速度が速いほどバッテリーの性能が向上し、充電時間が短縮される。同社は今回の開発で、全固体電池の競争力が高まると期待している。

　檀国大学の研究チームと共同開発した。科学雑誌に掲載するとともに、国内外特許出願手続きを完了したという。

　新開発の酸化物系固体電解質は、リチウムイオン伝導度を70％向上させる。加えて、伝導度の向上の際に課題になる空気中の安定性を確保した。

　（5日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）