2023.10.30 各地域電器店、合展個展がたけなわ 試食など体験型訴求も
キッチンカーを並べ、祭りの雰囲気を演出(神奈川県横須賀市)
秋も深まり、各地の地域電器店などが催す合展や個展は今がたけなわ。来場した家族連れなど、年齢を問わず祭り気分を味わえるにぎわいの演出や、関連商品の展示に工夫を凝らす。コロナ禍では自粛していた調理家電の実演や試食を積極的に行うなど体験・体感を重視して商品の訴求を進めている。
三浦地区パナソニックショップ(PS)会は14、15日、横須賀商工会議所(神奈川県横須賀市)で祭りのような雰囲気を目指した秋合展を開催した。
昨秋の合展より3店多い17店が参加。広い駐車場を生かしてキッチンカーが出店。日産自動車の電気自動車(EV)を複数台展示したほか、三浦の地場野菜の販売も行った。
展示商品も例年と変えた。相模地区PS会が9月23、24日に開催した合展に続き、三浦地区合展でも神奈川県電機商業組合とコラボし、パナソニックでは取り扱いがない暖房器具、蓄電池、ベッドなどを展示。来場客や参加店の目にも新鮮に映ったようだ。
20~22日には、群馬東PS会館林支部が2022年にオープンした明和メディカルセンタービル(群馬県明和町)で合展を開催した。3年半ぶりの合展で、会場入り口にはLEDシーリングライトを花道のように展示したり、射的や輪投げ、手作りのパターゴルフのゲームコーナーを設け、訪れた家族連れが楽しめる要素をふんだんに散りばめた。
パナソニックマーケティングジャパン関西社と奈良地区PS会は、13、14日に奈良県産業会館(奈良県大和高田市)で、20、21日に奈良県コンベンションセンター(奈良市)のそれぞれで秋冬合展を開いた。
同県ではコロナ流行後、2回目となる合展。会場では〝体感〟を強みに調理家電を使った試食や、掃除機の吸引力や有機ELテレビの音質を体験できるコーナーの設置、補聴器訴求につながる健康関連イベントを行った。
(31日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)