2020.03.12 高速PLC規制緩和を  北九州市と九工大が特区指定へ共同提案

 【福岡】北九州市と九州工業大学は、東京都内で開かれた内閣府の国家戦略特別区域会議で、広帯域電力線搬送通信設備(高速PLC)に関する規制緩和を共同で提案した。同市が目指す国家戦略特区の指定に向けて協議を加速させる。

 高速PLCは電力線に高周波帯域の通信信号を乗せる技術。通信回路を電力線と一本化させることで、ダム堤体などインフラ点検に用いる有線ロボットは二重配線を廃止でき、ロボットの小型化や調査範囲の拡大などのメリットが生まれる...  (つづく)