2023.11.20 【電波時評】アト秒研究と基礎研究の成果
今年のノーベル物理学賞は、米オハイオ州立大学のP・アゴスティーニ名誉教授と独ルードヴィヒ・マクシミリアン大学のF・クラウス教授、スウェーデン・ルンド大学のA・ルイエ教授に授与される。受賞理由はアト秒というごく短時間だけ光を発する仕組みを開発したことによる。1アト秒とは、10のマイナス18乗秒というごく短い時間で、電子の運動速度を測定する時に使われる単位だ。
動いているものの動きを静止状態のように観察するためには、短い間隔で発... (つづく)