2023.11.22 りそなグループが万博最新情報 建設工事など順調

りそなホールディングスの南社長

 りそなグループは22日、セミナー「EXPO2025まで500日! 行ってみて! 参加してみて! 万博最新情報」を東京都港区の日比谷スカイカンファレンスとオンラインとでハイブリッド開催した。万博会場となる夢洲(大阪市此花区)での建設工事の進捗や、30日から開始の入場チケットの前売りなど、最新情報を紹介した。

 セミナーの冒頭、りそなホールディングスの南昌宏社長があいさつに立ち、「万博は国、地域社会、企業、個人にとって大きなインパクトがある。しかし、関東ではその足音が聞こえにくい面もある。当グループは大阪ヘルスケアパビリオンのオフィシャルパートナーとして、皆さまと最新動向を共有したい」と語った。

 続いて、日本国際博覧会協会の髙科淳理事・副理事総長が万博に向けた最新情報を紹介。25年4月13日~10月13日まで、2820万人の来場を見込む。公式参加者は、目標の150カ国・地域と25国際機関に対し、160カ国・地域と9国際機関が公式参加表明している。

 参加国のパビリオンには、敷地渡し方式の「タイプA」、建物渡し方式の「同B」、共同館方式の「同C」の3出展形態があり、160カ国・地域のうち約100カ国・地域がタイプB・Cで、「基礎工事など順調に進んでいる」(髙科理事総長)。

 会場建設地の夢洲では、目玉となる世界最大級の高さ約20㍍、直径(内径)約610㍍に及ぶ木製リングやメッセ・サービス施設の基礎工事なども堅調だという。夢洲までの地下鉄延伸工事は、海底トンネルが開通し、コンコースやホームの建設が進められている。

 30日から、入場券の前売りが開始される。開幕直後の1回入場が大人4000円(会期中7500円)など。