2023.11.30 大阪・関西万博まであと500日 きょうから東名阪でチケット販売開始

PRツールで全国へ機運醸成

 大阪・関西万博開幕まであと500日に迫った。きょう以降、全国各地で500日前イベントが開催、日本国際博覧会協会は機運の盛り上がりに期待する。

 きょうからの入場チケット販売開始に伴い、東京、名古屋、大阪の各イベント会場ではチケットの種類、価格、購入方法などについて実演付きで紹介。東京タワーや東京スカイツリーでは特別照明のライトアップが予定され、夜は公式キャラクター「ミャクミャク」が東京タワーに初登場する。東京スカイツリーは万博のイメージカラー「赤」「青」「白」を基調にした特別ライティングが話題になりそうだ。

 2005年の万博を経験した名古屋ではJR名古屋駅中央コンコースがメインイベント会場。ミャクミャクも顔を見せる。

 大阪ではJR大阪駅の大阪ステーションシティ旅立ちの広場、NHK大阪ホールなどで多彩なイベントが予定されている。関西では各大手私鉄が30日からラッピングトレインを運行開始、25年10月の会期末まで運行させる。

 万博協会は今月14、15日、参加国を招いた会議を開き、150カ国・地域から関係者含め約500人が出席した。協会のある幹部は、「(14日に)出席者が一堂に会して撮った写真は万博が成功に向けて動き出した証拠」と語っている。

 外国参加国のパビリオン建設で一部遅れが指摘されているものの、業者を動員して工事、通信網、インフラ、ロジスティクス、宿泊先などを相談するワンストップショッピングを設置、外国関係者への対応に大わらわ。

 大阪・関西万博については関東と関西の熱量差は歴然。「機運を東へ」とばかりに、協会の副会長でもある大阪府の吉村洋文知事は先日、仙台でテレビ出演、東北からの来場を呼びかけた。