2023.12.26 兵庫県西宮市と京都女子大 データ活用などで包括協定

左から竹安学長、菱沼局長、石井市長

 兵庫県西宮市と京都女子大学がデータ活用の充実などを中心とした包括的な連携協定を締結した。

 西宮市は行政の運営などでデータ活用の全庁的な方針を定めた「西宮市データ活用指針」を策定、市民サービスの質向上をめざしている。

 一方、京都女子大は2023年度からデータサイエンス学部を発足させるなどデータ活用の推進強化や教育活動の活性化にデータを積極利用していく。

 両者はデータ活用の充実、データサイエンスの研究・教育、リカレント教育の推進、人材育成などを協定に盛り込み、連携・協力する。

 21日京都市東山区の京都女子大で行われた調印式には西宮市の石井登志郎市長、京都女子大の竹安栄子学長、双方の仲介役を務めた近畿総合通信局の菱沼宏之局長らが出席した。

 近畿総通局は10月末に大学における研究活動で得られた成果の社会実装を促すとともに、デジタル技術の活用により地域課題の解決を図るために京都女子大含め近畿圏内11大学・1機構で構成の「関西官学連携推進ポータル」を立ち上げている。

 今回の連携締結は同ポータルを契機に成立した事例第1号になった。