2024.01.12 【放送/機器総合特集】24年 年頭所感 日本CATV技術協会 中村俊一理事長

中村 理事長

CATVの光化促進へ積極的
次世代ケーブル伝送に力

 まずは、令和6年能登半島地震において被災されました皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。当協会としましては復興支援に協力する所存です。

 さて、旧年中皆さまから当協会活動に寄せられました、ご支援やご協力、ご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。

 当協会の事業活動では、地域密着型の重要なインフラであるケーブルテレビ(CATV)の光化促進を今後も積極的に図るとともに、CATVの高度化・多様化に対応する知識の普及や技術・技能の向上に努めてまいります。

 地上デジタル放送に関しましては、総務省の行う地上デジタルテレビジョン放送方式の高度化に関する技術的条件や調査、研究、開発といったことに関する情報収集などを行い、将来の規格・標準化に備え、IP放送など、次世代地上放送ケーブル伝送の検討を進めてまいります。

 昨年6月の就任時に申し上げたCATVとしての防災・安心・安全のための地域インフラを守る役割として、全国各支部で地域セーフティーネット設立の検討を開始しております。設立は必須と考えますので、スピード感をもって進めます。

 新しい資格制度に変更したCATV技術者資格制度につきましては、eラーニングとCBT(Computer Based Testing)採用で高い評価を受けております。今後も、時代にマッチした資格制度として、その内容の充実を含め、さらに多くの方に受講・受験をしていただくよう、周知・広報に努めていきたいと思っております。

 本年開催の「ケーブル技術ショー2024」はコンセプトを「Let's join DX with CableTV」とし、デジタルによる地域活性化を進め、地方から国全体へボトムアップの成長を実現することを目的とする、デジタル田園都市国家構想を推進していこうとの思いを込めました。全国にあるCATVが重要な役割を担っていくと考えていますので、ご来場の上、最新技術やシステムをご覧いただき、ビジネスのアイデアを膨らませていただければと思っております。

 パリで夏季オリンピック・パラリンピックが開催されます。視聴方法は放送による4K高画質テレビや通信によるスマホ・タブレットなど多岐にわたりますが、これら全てを支えているCATVのインフラが重要な役割を果たします。

 情報社会を支えていくためにも当協会は、会員各社や国、関係団体などと連携し、CATVのさらなる高度化と普及、発展、信頼性の向上により、地域の安心・安全を守る技術集団としてCATVの進化をサポートします。特に災害などの非常時に当協会がその役割を果たせるよう各支部で、セーフティーネットを構築すべく検討を開始しております。今後とも皆さまからの変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。