2024.01.22 東レが新規炭素繊維を開発 強度20%高め、高弾性率は維持

 東レは、高弾性率を維持しつつ強度をさらに約20%高めたトレカMXシリーズとして、新規炭素繊維トレカM46Xを開発した。炭素繊維複合材料(CFRP)の軽量化を通して環境負荷の低減が期待され、今後、釣りざお、自転車、ゴルフシャフトなどのスポーツ用途をはじめ、幅広い用途開拓を進め、2024年度に上市を予定している。

両立を実現

 炭素繊維の弾性率と強度はトレードオフの関係にあるが、これらの...  (つづく)